家庭学習のプロが語る。「受験生が旅行にいくべき5つの理由」

      2017/08/09

前回いただいた、

 

(ご質問)受験生の夏休み、旅行にいくのはありですか?

についての、回答です。

 

 

前回も書いたとおり、

受験生の旅行、むしろおおいにアリだと、

声を大にして言いたいです。

 

 

理由は、以下の5つになります。

 

 

①ダラダラと勉強していても効率が悪い

 

もちろん、勉強は、したらしただけ成果になって返ってきます。

だからといって、勉強時間が長ければ良いか、というと、必ずしもそうではありません。

 

1日、10数時間の勉強をしまくる、というお話もザラに聞きますが、

お勤めの方で言えば、もはやそれは残業モードに相当します。

 

学生のうちから、残業と長時間労働に対する耐性をつけておくことは、

場合によっては有効かもしれませんが。

 

 

②今を犠牲にしたツケは、どこかで返ってくる

 

もし、「ここさえ乗り切れば!」と無理をしてやった受験勉強では、

 

たとえ合格したとしても、

多くの方は合格直後に、いっきに勉強から遠ざかるでしょう。

 

いずれは日常学習にもついていけなくなるかもしれません。

 

 

あるいは、

合格したあとにも、次の受験は来るわけで、

その時その時で、「頑張ること」には事欠かないわけですから、

幸いにも、「未来のために」と頑張り続けることができて、

ぶじに定年を迎えられるか。

 

 

今を犠牲にした先には、どちらかの未来が待っている。

そんな気がしてなりません。

 

 

③3日程度の旅行の分は、集中すれば取り戻せる

 

仮にもし、1日めいっぱい勉強して8時間だとして、

それを3日やったら24時間です。

 

1日プラス1時間で、24日もあれば追いつきます。

 

むしろ、

集中しないでやった3時間の勉強よりも、

集中して勉強した30分の方が、よっぽど効果的だと言えるかもしれません。

 

と、いうことは、

何気なく過ごした24時間ぶんは、

集中した30分×8日の勉強でまかなえます。

 

旅行に行く前の、1週間ちょっとを、

「旅行にいくために!」と集中したら、

何もない中で毎日勉強するよりも、

よっぽど効果的かもしれない、ということなのです。

 

 

④もし、インフルエンザとかになってたら?

 

もしあなたが、「受験生でも、旅行はおおいにアリ」 と聞いて、

 

「そんな無責任な。それで受験に落ちたら、誰が責任をとるの?旅行いったのを後悔してしまいそう。」

 

と思うのなら、

残念ですが責任はとりかねるので、旅行は諦めた方が良いかもしれません。

 

ただ、それ以前に、

発想そのものに注意をしたほうが良いかもしれません。

 

まずそもそも、「もし落ちたら」という発想をしてる時点で、かなり後ろむき。

当日にベストパフォーマンスを出せるマインドとはいえないので、旅行うんぬんの前に危険です。

 

受験生のお子さま本人だけでなく、ご家族がそういったマインドになることも、黄色信号。望ましくありません。

 

 

「3日の旅行で試験に不合格になった(3日よぶんに勉強してたら合格だったのに) 」という現象じたい、

非常に当落線上のギリギリのラインにある、ごくごくマレな場合になら、あるかもしれません。

 

しかし、

もし、目の前の旅行の3日間で受験に勝ちぬけないようなギリギリの戦いを強いられてるのであれば、

 

たとえ旅行に行かなかったとしても、

試験までのどこかの期間(直前期ではないとして)に、

仮にインフルエンザなんかにかかって3日間お休みした時点で、

もうおしまい、ジ・エンドです。

 

その時は、試験の結果をうけて

「あの時インフルエンザになってなかったら。。」と後悔するのでしょうか。

 

 

受験は合格するものであり、

受験勉強は合格を前提としてやるものです。

 

それだけの準備を積み重ねてきてるのであれば、

3日のことで迷う必要は、まったくと言ってよいほど、ありません。

 

 

誤解を恐れずに言うなら、

 

「受験生だから○○すべき」という言説のすべては、

受験期の前に、勉強をサボりすぎた人の論理です。

 

 

(なので、まだ受験生でないみなさんは、

受験期になってからの数日が原因で慌てふためかないように、

今のうちから、着実に学力をつけていけば、いいわけですね。

受験期の前なら、無駄にしてしまってる3日くらい、いくらでもあるわけですから。)

 

 

⑤真の受験生なら、どこへ行っても勉強できる

 

真の受験生なら、寸暇を惜しんで学びを積み重ねよう、としているハズです。

 

そんな受験生こそ、

いつもと違った刺激のもとで、脳を活性化することが重要です。

 

「机の前でないと勉強できない」という発想が、

勉強そのものを窮屈なものにしてしまいます。

 

受験生であればこそ、

(むしろ、楽しく勉強してる学生の方やご家族なら)

たとえば移動中の車内でも、いくらでも勉強できてしまいますし、するでしょう。

 

勉強に疲れたときに、息抜きに遊べるナンプレ小町も、移動中にはオススメです。

 

そうやって、スキマ時間も有効に活用して勉強していくと、

 

面白いことに、旅先でやった勉強の内容の方が、

非日常とあいまったエピソード記憶として、

より深く刻まれたりするものです。

 

 

 

〜最後に〜

 

受験生でも、旅行にいくのはアリである理由について、5つにまとめてみました。

 

長くなりましたが、

受験勉強であっても、そうでない勉強でも、

いちばん大事なのは、「勉強を楽しむこと」です。

 

無理やり、嫌々やってる受験勉強は、苦痛でしかないでしょうし、

それでいて、学習の効果も思わしくはないでしょう。

 

楽しめる勉強をすること。

 

「もっともっと勉強したい!」と思えてることが、

旅行にいく、行かないよりも、合否を決めるカギとなります。

 

 

そういう意味では、

「旅行いくより、勉強したい!」という、お子さま、たっての願いがある場合のみ、

旅行をやめにするか、どうかを検討すればよいのではないかと、思います。

 

 

受験生だから、ということではなく、

学生として、あるいは人として、

 

遊ぶときは遊び、

学ぶときは学ぶ、

 

そんな、メリハリのある時間を過ごせたら、良いなぁと、思います。

 

 

ぜひ、充実の夏休みをお過ごしください。

 

 

 

 

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