新しい習慣づくり〜継続のコツは、「まず3日」〜

   

今回は、前回の続きです。

 

新しく、身につけたい習慣は決まった。

 

すると、ほぼ同時に、

「ちゃんと継続させられるのだろうか?」

という不安が出てくることがあります。

 

 

とくに、

今まで、何度か習慣づくりにチャレンジしていて、

その都度、うまくいかなかったり

途中でやめてしまったりしてきた経験があると、

 

「けっきょく、今回もダメかもしれない。。」

と、不安に思ってしまうこともあるでしょう。

 

 

 

そんなときに、どうやって考えたらよいか?

 

今回は、今までの固定観念を覆すかもしれない、パラダイムシフトのためのヒントをお届けします。

 

 

「継続」をテーマに考えたときに、

まず、思い浮かぶのが、このテーマです。

「三日坊主」問題にどう立ち向かうか

 

「三日坊主」という言葉は、何度となく耳にしたことがあるかもしれません。

 

何かをやりだしたのに、結局は3日だけで終わってしまった。。。

そんな時、「三日坊主」という表現がピッタリなのですが、

 

「三日坊主」という言葉が有名であるとすれば、

それは、いかに人が継続することができないか

ということのあらわれだともいえます。

 

 

 

それもそのはず。

 

「三日坊主」というのは、

本能レベルで組み込まれた、

いわば生きる知恵のひとつだからです。

 

 

少しくわしく説明します。

 

なぜ、三日坊主になってしまうのか?

 

三日坊主のメカニズムを考えると、

原始時代の大昔まで、さかのぼることになります。

 

かつて、人間の祖先は、ジャングルやサバンナ、そしてほら穴で生活をしていた、と言われています。

いわば、「野生のヒト」というのが存在していたわけです。

 

その生活は、毎日がサバイバル

 

人間の祖先たちは、

するどいキバも、

頑丈なツノも、

分厚い皮膚も、持っていませんでしたし、

 

猛毒を持っているわけでも、

草原をすばやく駆け抜けることができたわけでもありませんでした。

 

そんなヒトたちですが、

天敵から身を守り、

生きるための食糧を得ていかなければなりません

 

天敵の手の届かない、安全な場所を住みかにえらび、

獲物を探していきました。

 

時には、間違った選択をしてしまったことも、あったかもしれません。

そして、その間違いは、ときに生命に直結することだったでしょう。

 

 

そんな、厳しい野生の世界での最大のテーマは、

「今日を、生き抜くこと」

でした。

 

今日を生きぬくうえでに、役に立ったのが、

「昨日まで、ぶじ生きてこられた」

というリアルな経験でした。

 

 

ですから、人は無意識のうちに、

「昨日まで」を再生産しようとしていくのです。

 

その仕組みのことを、むずかしい言葉では

「恒常性(ホメオスタシス)」あるいは「現状維持バイアス」などと言ったりもします。

 

生存のために、本能レベルでプログラムされている現状維持のための仕組みが、

新しいことを始めようとしたときに、もとの自分に引き戻そうとする

 

それが、三日坊主のメカニズムだったのです。

 

 

 

たとえ、勉強の習慣がついていなくても、

つい、だらだらとテレビを見続けてしまったり、ゲームに向かってしまっていたとしても、

いつもどおり、うっかり食べすぎてしまったとしても、

 

それでも、今日を生きられているということは、

昨日は無事、生きてこられたということです。

 

だったら、

なにも、今の生き方を変える必要はないんじゃない?と、

無意識サイドの本能が、そう言っているのです。

 

 

 

現状維持バイアスと、どうやってつきあうか

 

三日坊主のメカニズムは、なんとなく分かった。

じゃあ、どうすれば本能に打ち勝って、新しい習慣を作れるの?

 

というのが、いちばんのテーマでしょう。

 

 

私自身、これまで、

「いかに、三日坊主の壁を越えるか」

「どうやって現状維持バイアスに打ち勝つか」

について、考えを巡らせてきました。

 

 

ですが、最近になって、

そもそも、「現状維持バイアスに打ち勝つ」という発想じたいが、ちょっと違うんじゃないか

と思うようになりました。

 

 

どちらかというと、「現状維持バイアスを味方につける」というほうが、しっくりくるのかなというイメージです。

 

なぜなら、

もし、「毎日、勉強を積み重ねていくと、安全に生きていける」というふうに本能レベルでインプットをしてしまえば、

一切のストレスなく、日々の学習を継続させることができるからです。

 

そうなれば、

現状維持バイアスは、否定したり、あらがったりするものではなく、

自動運転的に、目標の達成に連れて行ってくれる、心強い味方だということになります。

 

そうなるまでに、ほんの少し、タイムラグがあるだけです。

 

 

だから、その間だけ、ほんのひと工夫をしてあげればよいのです。

 

 

 

カギになるのは、「逆転の発想」

 

では、どうすれば、

現状維持バイアスを味方につけられるまでの間、新しい習慣を意識的に継続させることができるのでしょうか。

 

どうしても、三日坊主になってしまうかもしれない。。

 

そんな状況で、事態を180°ひっくり返す、逆転の発想が、こちら。

 

あえて「三日坊主」をめざす

 

「三日坊主にならないようにする」のではない。

 

逆に、あえて「三日坊主をやってみる」のです。

 

 

「三日坊主」という言葉が有名だということは、

継続が難しいことを物語っている半面、

「3日くらいなら、継続できることが多い」

ということでもあるのです。

 

新しい習慣を身につけようとした場合も、

「3日なら、なんとか継続できそう」

と思えてこないでしょうか。

 

 

同じ「三日坊主」という言葉も、

視点を180°ひっくり返してみたら、

なぜかポジティブなイメージになるから不思議です。

 

 

ですから、

まずは、「3日やる」ことを考えればよいのです。

 

3日やった後の、4日目のことは、

今は考えなくてもよいです。

 

続けても良いし、

続けなくても、かまいません。

 

 

まずは3日。

なのです。

 

「できる」を経験するための3日チャレンジ

いかがでしょうか?

 

 

もし、「3日くらいなら、できそうかも」とちょっとでも思ったら、

ぜひ、今日から、「1日め」を、スタートしてみてください。

 - F式メソッド, 教育アドバイス