(回答)なぜ、勉強をするのか?

今日は、「春分の日」ですね。

 

三寒四温といわれる季節。

寒かったり温かかったりとしますが、体調管理は、くれぐれもお気をつけください。

 

 

さて、前々回からのテーマです。

 

「なぜ、勉強をするのか?」

 

 

今回は、その核心にせまりたいと思います。

 

 

はじめに、お断りしておきますが、

 

「勉強する価値」は、

ここにあげるものだけでは、ありません。

 

 

100人いたら100通りの、「勉強する価値」というのがあります。

 

 

今回ご紹介するのは、その一部ですが、

 

自らの体験を通して、

非常に重要な、要素だと思う点を、

 

シェアしていきます。

 

学校の勉強を極めることで得られる7つ(+1つ)のメリット

 

(1)論理的思考が身につく

国語の論説文、数学などを極めると、

順番に物事を考える力がつきます。

 

本を読んでも、「要点」をつかみやすいので、

新しい情報を、すぐに理解しやすくなります。

 

伝え方に気をつけたら、

「分かりやすい」という話し方もできるようになります。

 

 

(2)雑談力(雑学力)がつく

「微分積分なんて、将来つかわないじゃないか」という意見があります。

 

多くの方にとって、まったく、その通りだと思います。

社会の中で、「ビブンセキブン」という思考停止を引き起こすワードが活躍する機会は、

専門的に扱わない限り、滅多にありません。

 

ただ、おなじ「微積分」という共通言語を持った方とは、

「2回微分による成長曲線」という会話で、盛り上がることができます。

 

「ビブンセキブン」が暗号にしか聞こえない方には、

それはできません。

 

出会った方と、

より親密な関係を作るには、

「ちょっとマニアックな共通言語」

が有効です。

 

そういう意味では、

持っている知識は、幅広い方がよいです。

 

 

自分ごとですが、

学生時代、「地理」をおろそかにしがちでした、

「世界史」とかも、薄い理解でとどめてしまってました。

 

その結果、

地元ネタで盛り上がったり、

海外の方の文化の土台を、その場で理解できなかったりする機会があって、

 

「あー、もっと勉強しとけばよかったな」

と、思います。

 

知識は力です。

 

持っておくに、越したことはありません。

 

 

 

(3)計画力が身につく

「PDCAサイクル」というものがあります。

 

Plan(計画する)

Do(実行する)

Check(振り返る)

Act(修正し、実践する)

 

この順番で、試行錯誤しながら、成果がでるように自分を高めていく。

 

 

ビジネスの世界では常識ですが、

 

学校では、

「試験」をひと区切りとして、

このPDCAサイクルを実践することができるようになってます。

 

逆の話ですが、

試験ごとに、

「計画」→「実行」→「修正」

を繰り返していけば、

 

イヤでも、いずれ成績は上がります。

 

なかなか成績が上がらない、という方は、

このPDCAをしていない、

あるいは、それが甘い場合が、ほとんどです。

 

 

(4)集中力が身につく

学年にもよりますが、

 

学校の試験というと、

だいたい、40〜90分くらいが、ひとコマになるかと思います。

 

はたして、それだけの時間、

「試験」という現場に、

一点集中することが、できるでしょうか?

 

「今、ここ」に、集中する力は、

訓練して、身につけることができます。

 

その瞬間瞬間に、「一点集中」する力を身につけることができたら、

より、濃密な時間を、過ごしていくことができます。

 

 

(5)時間管理能力が身につく

多くの場合、

「試験」というのは、時間との戦いです。

 

目の前の問題に集中しながら、

経過時間と進捗を、「体感」で調整していくことが、必要になってきます。

 

これは、

たとえば、商談やビジネスの現場でも、

とても活きてくる感覚です。

 

 

時間の経過具合によっては、

ひとつの問題に執着せずに、

次の問題に移る必要が出てくることも、あります。

 

これは、「パフォーマンス(得点)を最大化する」という点で、

実際のビジネス、あるいは家計を扱う時などでも大事になってくる、

 

「優先順位をつける」

 

という能力を養うことができます。

 

 

(6)忍耐力が身につく

どれだけ、計画をして、勉強に取り組んだとしても、

 

いっこうに、成績が上がらない。

 

こういう瞬間が、必ず存在します。

 

ダイエットでいう「停滞期」みたいなものでしょうか。

 

 

しかし、努力を続けたら、

必ず、一気にステージが変わる瞬間が来ます。

 

数学、英語、現代文に関しては、

その、爆発までのタイミングが、

だいたい10か月くらいかかります。

 

(古文・漢文、理科社会系の科目は、もう少し成果が見えるのがダイレクトで、早いです。)

 

成果が見えない中、

焦らず、腐らず、

 

淡々と、日々のスキルアップを続けていく。

 

そういう力を、身につけることができます。

 

 

(7)成功体験を積むことができる。

学業の場合、

努力は、必ず裏切りません。

 

なかなか成績が上がらなくても、

 

ある時、一気に自分のステージが上がります。

 

たとえば、

いつも70点くらいしかとれなかったのに、

 

ある時から、急に80点を切ることがなくなる。

 

そんな現象が、実際に起きます。

 

 

目の前の結果に一喜一憂せず、

努力を積み重ねた結果、

 

「自分の世界が変わる」

 

この、体験を一度でもすることができたら、

 

努力を、努力と思わなくなります。

 

 

はたから見て、

「頑張ってる」と思うようなことも、

 

必ず来る「覚醒」の時が楽しみすぎて、

「苦労」とも「努力」とも、思わなくなります。

 

 

そうすることで、

勉強以外の「新しいこと」にチャレンジする時も、

 

着実に、力をつけていくことができます。

 

 

 

(おまけ)学業(授業の時間)が楽しくなる。

やっぱり、

「できない」 よりも「できる」の方が楽しい。

 

実社会に出ても使える、7つのスキルを、

「学業」を通して身につけられるわけですが、

 

これで、

学生時代の大半をすごす、「学校」の楽しみの質が、上がります。

 

 

もちろん、

例として挙げた7つのスキルは、

 

学業でなくても、身につけられるかもしれません。

 

ですが、

どうせなら、学校に行くかぎりはやることになる、「勉強」でレベルアップしておけば、

一石二鳥で、おトクです。

 

 

勉強以外に、

 

スポーツとか、

 

芸能とか、

 

何でもいいですが、極めるレベルで打ち込めるものがあるなら、

 

勉強である必要は、ないと思います。

 

 

ただ、そこまでのものを見つけられてないうちは、

 

とりあえずのツールが「勉強」だったら、

 

何かとおトクです。

 

 

 

目の前のことに懸命に取り組めるからこそ、

 

一生をかけて、取り組みたいものに出会ったときに、

 

その道を、極めていける、

そんな土台を、作っていけるのかな、と思います。

 

 

ほかにも、たくさんの理由があるとは思いますが、

自身の経験をもとに、まとめてみました。

 

 

「なぜ、勉強するの?」

という疑問を持ったことがある方は、

 

ぜひ、参考にしていただけたら嬉しいです。

 

 

 

 

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