【㊙︎テク】「勉強する意味がわからない!」子どもが劇的に変わる会話

前々回(質問)前回(考える)
「子どもが、やる気になる声のかけ方」

 

というテーマで、

書いてきました。

 

 

今回は、

 

いよいよ、その「回答」の回になります。

 

 

 

前回の最後に、させていただいた質問、

 

「なんで、勉強しなきゃいけないの?」

 

への、

 

回答は、準備できましたか?

 

 

 

まだの方は、

 

ここで、いったん手を止めて、

 

 

少しの間、考えてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お子さんに、

「なんで勉強しなきゃいけないの?」

 

と聞かれた時のこと、

 

イメージできてますでしょうか?

 

 

 

よく、ありがちな質問だと、思います。

 

 

その時の答えの、

 

例を挙げていきましょう。

 

 

(例1)

「なんで勉強しなきゃいけないのかっていうとね、

 

勉強すると、テストで良い点がとれるようになるからだよ。

 

そしたら、学校でも授業が分からなくて困ることないし、

 

受験も上手くいくから、

レベルの高い学校にも行けるようになるよ。」

 

 

 

(例2)

「なぜ勉強しなきゃいけないかっていうと、

 

勉強するのが、子どもの仕事だからよ。

 

お父さんやお母さんは、仕事にいって、お金を稼いできてるのよ。

 

だから、子どもは、仕事に行くかわりに、学校に行って勉強するものなのよ。」

 

(例3)

「なぜ勉強しなきゃいけないのかって言うと、

 

社会に出る前の常識を身につける必要があるからです。

 

特に、小学校、中学校の9年間は「義務教育」なのだから、

 

勉強するのは、当然のことです。」

 

 

 

 

「例」として、3つほど、あげてみましたが、

 

あなたの「回答」に、近いものは、ありましたでしょうか?

 

 

 

そして、

 

3つの「例」を見て、

 

「この例が、良さそうだ」

 

という回答は、ありましたでしょうか??

 

 

 

 

 

 

ざっと挙げた、

3つの「例」ですが、

 

 

実は、この3つ、

 

どの回答も、「効果的」とは言えません。

 

 

それぞれの「回答」は、

ぱっと見、「正しい」ように思えます。

 

 

ですが残念ながら、

例としてあげた3つは、すべて「NG例」です。

 

 

 

なぜか?

 

 

3つの回答、

そして、実際のところ、

 

「なんで勉強しなきゃいけないの?」

 

と聞かれたときの答えの十中八九には、

 

 

共通するNGパターンがあります。

 

 

 

 

それは、

 

 

勉強「しなきゃいけない」 という捉え方を、

 

大前提にしてしまっている、

 

 

ということです。

 

 

 

冒頭の、

 

「なぜ、勉強しなきゃいけないの?」

 

を、問いかけられた時に、

 

 

藤田だったら、どう答えるか?

 

(ベストな回答かは、わかりませんが)

 

 

 

おそらく、こう聞き返すでしょう。

 

 

「んー、そうだね。

 

じゃあなんで、

勉強「しなきゃいけない」って思うのかな?」

 

 

「えー、だって、、、」

 

の後に、つづく答えは、

 

こんなパターンなのではないでしょうか?

 

「勉強って、面白くない(つまんない)んだもん。」

 

これが、いちばんダイレクトな反応です。

 

で、そこから、さらに一歩ふみこんだ答えが、

 

「勉強苦手だし、よく分かんないから。」

 

 

という、反応になったりするのかなぁ、と思います。

 

 

 

もちろん、これ以外の答えもあるでしょうけど、

 

多くのお子さんが、はまっているパターンが、こうです。

 

 

「よく分からない(難しい)」という苦手意識

 

↓↓↓

 

面白くない(つまんない)」

 

↓↓↓

 

勉強やる意味が分からない

 

 

という流れ。

 

実は、これがひとつのパターンであって、

 

 

「勉強がよく理解できる

 

だから「勉強は楽しいもの

 

と思ってるお子さんは、

 

 

けっして「なんで勉強しなきゃいけないの?」とは聞きません。

 

 

「ニンテンドー3DS」にハマってる子が、

 

「なんでゲームしなきゃいけないの?」

 

と聞くでしょうか?

 

 

 

そうやって考えたら、

 

「なんで勉強しなきゃいけないの?」

 

という質問に、

理由を説明しようとすること自体が、

 

実は、けっこうナンセンスな話であって、

 

 

勉強する意味とか、価値を頭で理解させることよりも、

 

勉強そのものを楽しむ方法を伝えるほうが、

 

はるかに簡単だし、効果的です。

 

 

 

 

「勉強が苦手だから、つまんない」

 

と言うお子さんに対して、

 

たぶん次には、

こんな質問をすることになるでしょう。

 

 

「じゃあ、もし勉強がめちゃくちゃ理解できて、

問題もサクサク解けるようになったら、

 

ちょっとは勉強、楽しくなると思う?

 

 

楽しかったら、「やらなきゃいけない」って思わなくてもいいよね。

 

学校いってるとしたら、

 

毎日の何時間かは、

嫌でも勉強するこのになるわけだけど、

 

その時間が、ゲームしてるくらいな楽しくなった方が、

得じゃない??

 

(ゲームを出したのは、あくまでも「たとえ話」で、

 

その子が時間を忘れるくらいに好きなもの、であれば、

ゲームじゃなくてもいいです。)

 

そしたら、せっかくだから、

 

勉強をゲームなみに楽しくする方法

どうやったらできるか、一緒に考えよう

 

 

と、

まぁこんな具合にコミュニケーションをとると、

 

「勉強やる意味がわかんない」

という疑問は、

 

「いかに、勉強を楽しむか?」

というテーマに、変わります。

 

 

「はぐらかされてる」

 

と思う方も、いらっしゃるかもしれません。

 

 

おっしゃる通りです。

 

明らかに、論点をすげ替えて、

思いっきり、はぐらかしてます。

 

 

ですが、その裏で、

 

「別に、勉強なんて、将来の役に立つか分からないし、意味ないかもね」

 

ということは、しっかり受け入れてるのです。

 

その上で、

 

つまらないものを、楽しくするための「工夫」を学ぶための「ツール」

 

として、

目の前の「勉強」を活用させてもらっているのです。

 

 

 

確かに、

学校で学んできた勉強、教科の「知識」が、

世の中で役に立つシーンは、

 

それなりに、あります。

 

 

ただ、それ以上に、

 

勉強を通して身につけた「考え方」「知恵」のほうが、

 

後々、かなり、役に立ちます。

 

 

ですが、それを言葉で説明しても、

 

体感がないかぎり、

納得、理解するところまで、伝えづらいです。

 

 

 

それよりも、

 

実際に、「勉強が得意になる」ことにむけて、

 

小さな成功体験をしてもらうほうが、

 

はるかに意味があります。

 

 

 

そして、

実は、この時点で、

 

 

「子どもをやる気にする」

 

というテーマは、

すでに、達成されてるのです。

 

 

あとは、

 

モチベーションを維持しつつ、

 

実際に、勉強が得意になるようなサポートを、

 

していくだけとなります。

 

 

 

 

 

サラサラっと、ここまで書きましたが、

 

それでも、だいぶ長くなりましたので、

 

 

今日のところは、このくらいで。

 

 

 

この、ひとつの回答の中にも、

 

さらに、くわしく解説した方がいいポイントが、

いくつかありますので、

 

 

次回以降、

 

ひとつひとつ、

 

情報をシェアしていきます!

 

 

どうぞ、お楽しみに!

 

 

 

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【㊙︎テク】「勉強する意味がわからない!」子どもが劇的に変わる会話” に対して2件のコメントがあります。

  1. 直美 より:

    なるほど!
    やる気になるためには勉強が楽しいと思えるようになることが必要なんですね。将来のためとかつい言ってしまいがちでした。。。

    1. Fujita Kazuhiko より:

      直美さん
      コメントありがとうございます!

      はい。
      まずは、「楽しい」と思えることが大事です。

      もちろん、「将来のため」というのも、その通りなのですが、

      それは、実際のところ、あとあとになって、
      「あーためになってたんだなぁ」と感じたり、
      「もっと勉強しておくべきだった」と後悔したり、
      するもののようです。

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