家庭教育のプロが教える、親子でできる勉強の「きっかけ」づくり①
これまで、
というテーマで、続けてきましたが、
今回からは、
親子でできる、
勉強への「きっかけ作り」について、
ご紹介します!
前回の内容を、読んでいただいても分かるかもしれませんが、
お子さまが、勉強に取り組む際、
のみならず、
何かに熱中していく時に、
最強のキーワードがあります。
それは、
「いっしょに」
というポイントです。
お子さまが取り組んでいることに、
お母さま、お父さま、
保護者の方が、
「いっしょに」興味関心をもって、
「いっしょに」取り組む。
これが、
お子さまの意欲の向上、のみならず、
振り返ってみて、いちばん思い出にも残るものです。
小学生の時ですが、
地元の少年野球を、やり出した時がありました。
決して運動が得意とは言えなかった当時、
所属した野球チームでも、
「下手くそ」選手だった藤田少年でした。
「上手くなりたい」という思いがあったにもかかわらず、
コツコツ自主練をするのは苦手だった、そんな時に、
いっしょに野球の「特訓」をしてくれたのが、
父親でした。
朝、仕事に行く前、
6時すぎに早起きして、
近所の空き地でキャッチボールをしたり、
素振りの練習をしたり。
「和彦野球ノート」というファイルを作って、
毎日の練習日誌を作る気合いの入りっぷりでした。
毎日のお仕事もハードだっただろうに、
そんなに帰宅が早かったわけでもなかったのに、
毎朝、10分でも15分でも早起きして、
キャッチボールをしている父親が、
全国に、どのくらいいるかは、不明です。
ただ、
そうそう、できることでもないのは、
今、考えても、充分わかります。
ひょっとしたら、息子よりも、「本気」だったかもしれません。
毎朝、息子を連れだしキャッチボールをする姿は、
さながら、「チチロー」、
あるいは、『巨人の星』の星一徹のようでした。
さらには、
練習の成果が実ってか、
野球の試合に出場できるようになってからは、
Excelを使って、
試合ごとのデータから、
シーズン毎の打率を出したり。
さながら、野村監督のデータ野球のようでした。
もちろん、
「野球」の話は、せいぜいがアマチュアの中のアマチュアの話です。
父子ともに、「プロ野球」を本気で目指していたわけでもありませんでしたから、
その後、中学まで続けた野球で、目だった活躍をする、というところまでは、いきませんでした。
ただ、
結果として、
「目標を立てて、日々の練習を積み上げる」
ということ、
「数字で管理をする」ということ、
なんかのベースは、
この、「朝練」から身につきましたし、
高校受験を志した時から、
誰に言われることもなく始めた「朝勉」が苦もなくできたのも、
今になって思ったら、
この「朝練」の経験が大きかったかもなぁ、と感じます。
「野球」そのものとしては実を結ばなかった「朝練」でしたが、
その時、としては真剣に取り組んだことが、
結果的に、
高校受験、大学受験への大きな基礎力を作る
「布石」
となった、とも言えます。
そして、
10数年が経った今となって振り返ってみたときに、
「野球」のいちばんの思い出は、
少なからず打てるようになったヒット、
ではなく、
大試合でやらかした痛恨のエラー、
でもなく、
はたまた、起死回生のファインプレー、
でもなく、
気持ち悪くなるくらい走らされた練習、
でもなくて、
人知れずやった、
早朝の父とのキャッチボール、
だったような気がします。
親子でできる勉強の「きっかけ」づくり。
今回は、
「勉強」とは、まったく関係ないような話に、なってしまいましたが、
机に座らないところからも、
「勉強」に繋がる「教育」は、
できてしまうという話でした。
キーワードは、「いっしょに」です。
次回も、引き続き、
「いっしょに」取り組むことで、
「勉強」なんて知らないうちにできるようになってくる。
そんな話を、します。
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