勉強を好きになるために③
10月に、なりましたね!
2016年も、残すところ、あと3ヶ月。
今年の、年初の計画は、覚えてますでしょうか?
残り3ヶ月で、
何をするか?
どんな成長を遂げた自分をイメージするか?
3ヶ月もあれば、
だいぶ、大きな変化が出てきます。
あらためて、2016年のこりの3ヶ月の過ごし方を、考えてみましょう♪
さて、
前回の続きです。
「勉強を好きになるために」
今日は、
「わけあって、勉強がニガテ&キライになってしまったけど、
できるんだったら、勉強、得意になりたいし、好きにもなりたい」
と思った方むけに、
書かせていただきます。
まず、
「勉強を得意になりたい!」
という思いを、
いま、持てていることって、
素晴らしいことだなぁ、と思います。
今の自分から、
ひとまわり、成長した自分への道。
これは、
勉強に限らず、
お仕事の成果だったとしても、
ダイエットだったとしても、
あるいは、スポーツだったとしても、
同じように、素晴らしいなぁと、感じます。
何かの目標にむかって、
毎日を過ごしている人は、
とても魅力的だなぁと思います。
そして、
そういう方とお会いして、お話をさせていただくと、
たくさん刺激や学びがあって、
とても、楽しくなります。
「自分の成長・レベルアップ」を目指して、
日夜、研鑽(けんさん)をつむ上で、
もちろん、
「好きこそものの上手なれ」は、
全てに共通して言えること、ですが、
ビジネスや、
ダイエットや、
スポーツについての、
詳しいノウハウについては、
もっとプロの専門の方が山ほどいますので、
そちらに、お任せします。
それでも、
もし、
何かしら、参考になる共通項について、
ひろっていただけたら、
それはそれで、とても嬉しいですが。
話が、横道にそれました。
今日は、あくまでも「勉強」について。
特に、
「試験」とか「受験」という、
限られた範囲とルールのもとで、
戦う力を、
レベルアップさせること、
についての話をしていきます。
と、言いつつも、
のっけから、逆のことを言います。
まずは、
「成績を上げる」
という考えかたを、捨ててください。
「勉強を得意になりたい!」
と思ってから、
実際に、頭脳明晰(めいせき)、成績優秀で、
「秀才」とか言われたりするようになるまでには、
それなりに、時間がかかるものです。
(ダイエットとかだと、分かりやすいですね。
90kgの恵まれたボディをお持ちの方が、
いくら「痩せたい」と思っても、
ひと晩で60kgまで減量したりは、しませんよね。
それと同じようなものです。)
ですので、
まずは、
勉強を「好き」になって、
好きだからと、勉強をやり続けた先に、
結果として、成績アップがある、
という、
そんなイメージで、考えてください。
これは、自分自身の体験ですが、
地元の公立中学から、
地区随一の進学校でもあった東海高校に高校から編入した際に、
校内でも、けっして勉強が「得意」とはいえない学力から、スタートしました。
周りのクラスメートたちの方が、自分より良い成績を取るかたわら、
なかなか、成績が伸びず、
また、ハイレベルな中で進む授業にも、イマイチついて行ききれず、
結果として、
テストのたびに、校内順位が右肩さがりに落ちていきました。
けっして、勉強をサボってたわけではない。
学校には皆勤賞で、授業にもちゃんと出てる。
いちおう、予習も復習もしてる。
テスト前には、範囲の勉強もしてる。
のに、テストのたびに成績が落ちこむ中で、
かなり焦りも感じたし、
勉強のニガテ意識が、徐々にふくらんできました。
正直なところ、
当時は、
勉強することが、
そこまで楽しく感じられませんでした。
やってるのに、思うような結果が出なかった、
その焦りと、
勉強しても追いつかない、絶望感みたいなのが、ありました。
そうなると、
勉強しよう!と思って通った高校生活も、
イマイチ、楽しめない日々に、なってしまいます。
…そんな時期が、
実際に、ありました。
高校1年の時です。
ただ、
そんな中で、幸いだったのが、
高校に入学するまでに、身体に、しみこんでいた、
「勉強は、もともと楽しいもの」
という、考え方があったことでした。
この、考え方のベースが、
心の芯の部分にあったからこそ、
本当の意味で「勉強ぎらい」にならなくてすみました。
ある時に、
心機一転した私は、
「点数や、順位を追いかけない試験勉強」
に意識を切り替えます。
その代わりに、
「勉強を、いかに予定どおりにやるか」
に、意識を集中します。
日常の学習から試験勉強まで、
自分が決めたスケジュールを、
計画どおりに、やる。
ただ、それだけなのですが、
この、
「自分が決めたことを、やる」
というのが、
結構、よい効果を発揮したようです。
日々の勉強の目的が、
「試験でよい成績をとるため」
から、
「今日やることを、やりきるため」
に変わったので、
毎日、自分に「マル」がつけられるのです。
受験に合格したり、
試験で良い成績をとるためにやる勉強は、
「未来のための今」
なわけですが、
未来のためだけに、
今を生きてしてしまうと、
その結果で、「今」の評価が下されてしまいます。
そのような勉強をしてしまうと、
もし、受験に不合格となってしまったら、
学生生活そのものを、否定してしまうことになりかねません。
もちろん、「結果なんて、どうでもいい」と、言ってるわけではありません。
結果を出してこそ、一流やプロフェッショナルである。
これは、まぎれもない真実でしょう。
なので、
ある一定の期間がくれば、
試験や受験というものは、実際にやってきます。
その時に、結果は求められますが、
それまでの過ごし方については、
自由なのです。
で、あれば、
結果を出すための、「楽しめる今日」を過ごした方が、
毎日の充実度は、高くなるんじゃないかなぁ、
というのが、
個人的な考え方ですし、信条です。
「未来のためだけの今ではなく、
まずは、今のための、今を生きる」
そうした時に、
結果として、
ふさわしい未来が、ついてくるものでは、ないでしょうか?
実際に、
高校生・藤田和彦の、
その後が、どうなったかと言うと、
予定どおりに試験勉強を、やってみた結果、
直後の試験の成績が、上がったのです。
「そういう、偶然もあるものだなぁ」
と思って、
引き続き勉強していたら、
次の定期試験で、
さらに成績が上がりました。
しかも、
点数のベースも、
100点満点のテストで、いっきに10点レベルで上がる、
というようなことが、
たびたび、起こりました。
そして、いちど上がった点数のベースが、
そこから落ちるということは、ありませんでした。
やったことは、何かといったら、
「今日このくらいやったら、自分にマルを出せるな」
という勉強を、
自分で決めて、やっただけです。
(今、考えたら、
完全に自分カスタマイズの勉強スケジュールを組んでいたぶん、
塾の授業を受けるよりも、効率が良かったのかもしれません。)
結果的に、
高校1年の冬から、
高校3年の春までで、
校内順位で90人くらいをごぼう抜きし、
気がついたら東大の合格圏内に、
いつの間にか、おさまっていた、
という現象が、起こりました。
進学とともに、
勉強のスピードやレベルが変わって、
戸惑う経験こそ、しましたが、
おかげさまで、
良い成績を取れてる時の感覚も、
反対に、思うように成績が上がらない時の焦りや、
そこから復活して、成績を上げていく経験も、
すべて、させてもらえました。
成績が伸び悩んだ時の経験が、
「ニガテを克服して成績を上げていく」
という、今の学習サポートにも、活かされてるような気がします。
勉強を好きになるために。
今回は、まず、
「試験の結果に、こだわらない」
その代わりに、
「今日の成果に、こだわる」
ということを、ご紹介しました。
今日、うまく勉強できなかったとしても、
明日、その借りは返せるので、
成長が、加速しますよ!
(定期試験ごとだったとしても、数ヶ月、
受験だったら、ひどい場合は数年、
良くも悪くも、その結果を引きずってしまうので、
「次」に、進みづらくなります。)
毎日、自分にマルをつけて、布団に入れる日々を、目指していきましょう!
「勉強を好きになるために」は、
いくつか、コツがあるので、
まだまだ、続きます!
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