リズムを作るための「3日ルール」
3月も、もう折り返しが目の前まで来ています。
1年の年末もそうですが、
年度末に向かうこの時期は、
卒業・進学や、進級のタイミングでもあるので、
新しいスタートを切るのに、とても大切な時期です。
進学、進級にむけて、準備を進めていくのは、
春休みから、ではなく、
まさに、今この時期から、がベストです。
なぜなら、
新しい習慣を身につけるためには、
21日かかる
と言われているからです。
今から21日、なにか、ひとつを継続させると、
新学期がスタートする前に、それが、当たり前の習慣になります。
・毎朝15分の学習
でも、よいでしょう。
(朝の学習は、頭を目覚めさせるのにイチバンです。難しくない単純なテーマからスタートさせましょう。)
・寝る前に本を読む
というのも、良いかもしれません。
(読む習慣の継続が、語彙力や表現力アップには手っ取り早いです)
あるいは、
・毎日3食を、よく噛んで残さず食べる
というのだって、習慣にすればプラスにはたらくはずです。
(噛むことは、消化によかったり食べすぎをふせぐなど健康上のメリットの他にも、血行がよくなることで集中力アップも見込めます)
まずは、「何をやることが、自分にとってプラスになりそうか?」を考えます。
プラスになる!という確証がなくても構いません。
「何かひとつを決めて、実際にやってみる」
というのが大切です。
ぜひ、ここで画面を止めて、
「どんな習慣を身につけたらよいか」
考えてみてください。
いかがでしょうか。
習慣にしようとする、何かひとつが決まったら、
すぐに、この不安が脳裏をよぎるかもしれません。
「三日坊主の壁を、どう越えるか?」
これは、習慣化を目指す上で、避けては通れない課題です。
なぜなら、新しい習慣をつくろうとした瞬間に、
「今までの人生で、それをやってこなかった」というこれまでの習慣との戦いがスタートするからです。
新しい習慣をつくるということは、
イコール、古い習慣をこわすことです。
これが、なかなか難しい。
習慣をつくろうとしていたことを、忘れてしまった時に、
ついつい、以前の習慣に、無意識のうちに戻ってしまう。
人は、それに「三日坊主」という名前をつけました。
三日坊主というのは、
専門的な言い方をすると「恒常性(ホメオスタシス)」という、
人が安全に生きていくために持ち合わせている、本能に等しい性質のあらわれなのです。
新しい習慣を身につけようとしたとき、
「三日坊主と戦わなければならない」
と、身構えてしまう方も、たくさんいらっしゃるでしょうし、
事実、私自身もその1人でした。
ですが、
なにかを習慣にするときに、
大事なのは、「三日坊主と戦うこと」ではないのではないか、
というのが、
いろいろな試行錯誤を経た上での、今の結論です。
三日坊主と戦わない。
じゃあ、どうするのか。
答えは、「まずは「三日坊主」をやってみる」ということです。
これ、イメージをしてみれば分かりますが、
「3日だけやってみる」
というのと、
「21日で習慣化させる」
というのでは、
心理的ハードルが、だいぶ違います。
3日くらいなら、多くの人ができる。
だから、世の中には「三日坊主」という言葉があるのです。
ならば、それを逆手にとって、
「3日だけ」
をやってみるのは、いかがでしょうか。
その3日が終わったら、
次の「3日だけ」をやってみるのです。
3日ずつ、継続させる習慣を作れれば、
気がつけば、新たな習慣が、身についていることでしょう。
三日坊主も、7クール続けたら、
21日のハードルを越えられることにもなります。
その頃には、
「三日坊主」を気にする必要もないくらいに、
新しい習慣が、身についていることでしょう。
新年度を前に、
「まずは三日」の新ルール、
ぜひ、トライしてみてください。