【効果絶大】子どもに「勉強しなさい」と言いたくなったら読む処方箋

前回の続きです。

 

「勉強しなさい」
「宿題やったの?」

などという言葉は、

お子さまの学習意欲を一気にゼロむしろマイナスにしてしまうNGワード

なので、いっそ禁句にしてしまおう!

 

という話でしたが、

 

「そしたら、本当に宿題やらなさそう。心配!」

という保護者のかた向けに、

続きを、書きます。

 

 

Contents

「宿題やらなかったら、どうしよう?」と心配な方へ。

 

まず、ひとつ質問をしたいのですが、

 

なぜ、宿題やらなかったら困るのでしょうか?

 

これ、
心配の質も重要で、
もしかしたら、心配する必要が、ないかもしれません。

 

宿題やらなかったら、なにが問題になるのでしょう?

 

①「勉強についていけないから」

 

だったら、授業に余裕でついていけてて、
成績優秀な子は、

宿題やる必要が、ないのでしょうか?

 

②「先生に怒られるから」

 

怒られるから、悪いのでしょうか?

今回は違いますが、
もし、理不尽に怒ったりする人が、
お子さまの前に現れたら、どうしましょう。

理不尽に怒られる側が、悪いですか?

 

「怒られない」ことを選択基準にしたら、

それを利用する人に、簡単に支配されてしまいます。

常に、リスクとペナルティーを意識する生き方です。

それは、良いことでしょうか?

 

③「宿題やるものと決められてるから」

 

これは、かなり良い線の答えだと思います。

ですが、
それを決めたのは誰でしょう?

先生ですか?

先生が決めたことは、絶対でしょうか?

 

そうではないはずです。

「宿題をやる」ということは、
先生が一方的に決めたことでは、ありません。

 

先生が「ここ宿題ね」と、提示した宿題を、

生徒側が受けてる時点で、

「先生」と「生徒」の、両者の決め事、約束事に、なってます

 

「宿題やる」と決めたのは、
先生と生徒の共同作業なのです。

 

一番大事なのは、約束ごとを守ること。

 

決めた以上、約束を守ることが、
いちばん大事です。

 

テストで、どんな良い点を取る、
ということよりも、

「約束事を守る」ことのほうが、

人との関わりで生きていく社会において、
よっぽど大事なこと、だと言えるでしょう。

 

学校は、

勉強を学ぶ場、という以上に、なによりも、

「社会生活を学ぶ場である」

と考えています。

 

ですから、

先生との約束事である宿題を、守るということが、

重要なのです。

 

 

じつは、先生との約束だけではない

 

さらに、「宿題をやる」というのは、

先生との約束事であるのと同時に、

「自分自身との約束事である」ともいえます。

 

少なくとも、先生から提示された宿題を受けている時点で、

お子さま本人にも、「宿題をやらなきゃ!」という意思はあるはずです。

だとしたら、

いちどやる、と約束をした宿題をやらないのは、

「決めたことをできない」という、
マイナスの自己認識を、植えつけることになります。

 

だから、いちど、「やる」と決めた以上、

それを「やった」と自分にマルを与えられるようにするためにも、

宿題は、やり切る必要があるのです。

 

それは、

何よりも、
「自分は、決めたことをやり切る能力がある」という経験を、

毎日、積むことなのです。

 

宿題を出してくださってる学校の先生にむけて

 

やってることは、
こちらで、紹介したのと、同じことなのです。

だから、本来は、
宿題をやればやるほど、勉強が好きになるような、
そんな、宿題の出し方ができたら良いなぁ、というのが理想です。

 

そういう意味では、

生徒がやりきれないくらいの膨大な宿題を出す、
というのは、
あまり、賛成できません。

 

学校の先生にむけては、
宿題は、必ず、やれば終えられる量に、していただけたら、というのがお願いです。

 

もちろん、これは一部の保護者の方からですが、

「学校で、ちゃんと宿題を出してください!そうじゃないと勉強しないので。」

という要求があることも、耳にしてます。

 

そんな、強制的にやらされる勉強なんて、
本質的ではない!
と心をいためてる先生がたがいらっしゃるのも、事実でしょう。

 

もし、自分が学校の先生をやるのであれば、

(実現の可否は置いといて)
宿題を、「スタンダードコース」と「アドバンスコース」に分けます。

 

習い事が忙しい子、
勉強が苦手な子、
など、宿題をこなすのが難しい子でも、
誰でも、確実にできる分量を「スタンダードコース」にして、

その代わり、宿題をやることを、しっかり約束して、
「できた」を積み上げていきます。

そして、少ない宿題だと物足りない!というご意見がある子、
もっと、勉強やりたい!と勉強ずきな子に対して、
さらに、チャレンジ意欲をかきたてる「アドバンスコース」を設定します。

 

「宿題が少ない」というご意見があるご家庭には、
「アドバンスコース」の存在をお伝えし、
生徒さんがアドバンスコースの分量をできるポテンシャルがあるなら、
「アドバンスコース」をやってきたくなるような動機づけを、してあげます。

しょせん、現場を詳しく知らない身からでたタワゴトです。
「そうは問屋がおろさない」と思われたら、聞き流していただければ幸いです。

しかし、生徒のレベル、バックグラウンドなど、

さまざまな背景と要求に応えられるようにするためにも、

「宿題」も、少しでも遊び心の要素を取り入れたりとか、
できないかなぁ、なんて、思ってしまいます。

 

宿題で段位認定する、とか。

 

全国の先生がた、
いかがでしょうか??

 

 

何はともあれ、

 

「勉強」そのものを、

少しでも好きになってもらえたら、

嬉しいのです。

 

 

 

話が、またまた横道にそれました。

 

とにかく、

お子さまが、自分自身を、「価値ある人間」との実感を高めてもらうためにも、

 

宿題は、やらないよりも、やったほうが絶対に良い!

それは、間違いありません。

 

でも、

ほったらかしてたら、ゲームばっかして、

いっこうに勉強しない。

と、お嘆きのお母さま、お父さま、保護者の方も、いらっしゃるかもしれません。

 

 

「勉強しなさい」「宿題やったの?」が、喉元まで出かかっている保護者の方へ

 

「勉強しなさい!」
と言うよりも、100倍(もっと?)も効果的な方法を、
ご提案します。

 

 

ズバリ!

「自分が勉強しだす」

です。

 

これが、
最強の対策であり、

「教育」の本質だと信じて疑いません。

 

お父さま、お母さまにも、

今から勉強、したほうがよい理由は、なにかしら、あるのではないでしょうか。

 

海外出張でも活躍できるように、英語を勉強しよう」

と、お父さまが、毎晩、英語の本を読みだすようになった。

 

字をきれいに書けるようになりたいから、書きかたの練習しよう」

と、お母さまが、ノートを購入して、
小学校の漢字から、書き取りの練習をやりだした。

 

しかも、毎日、続けてる。

 

そんな姿を見てたら、

そのうち、
お子さまも、
「僕(私)も、ついでに勉強しとこう

とか、なるはずです。

 

 

お子さまが、なかなか勉強しない、

と、悩んでるくらいなら、

その時間を使って、
ご自身が勉強をしたほうが、
よっぽど、建設的です。

 

 

じゃあ、何を勉強したらいいの?

 

勉強する、と言っても、
やりたいこと、興味があるものでOKです。

「宿題やりなさい」と、自分が嫌いでやりたくもないことを、やらせる親と、

 

何も言わないけど、
勉強の楽しさ、価値を、背中で語ってる親、

 

どちらが、お子さまに勉強を「伝えて」いると思いますか?

 

 

もし、
「仕事で、家事で忙しいのに、勉強やるなんて無理!」と感じたら、

まずは、「勉強を好きになる」ことから、
チャレンジしてみてください。

 

いっぺんにカンペキを、求める必要は、ありません
少しずつで、かまいませんから。

 

 

 

 

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